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F’環境企画のSDG’s~流れ~

F’環境企画の更新担当の中西です!

 

F’環境企画のSDG’s~流れ~

ということで、残土処理業者がどのような流れで残土を処理しているのか、その詳細なプロセスと重要なポイントを深く掘り下げて解説 していきます♪

 

建設工事や造成工事では、大量の土砂が掘削されます。この不要になった土砂は「残土(ざんど)」と呼ばれ、適切に処理しなければなりません。しかし、無計画な残土の処理は違法投棄や環境破壊につながるため、適正な処理フローが求められます。

そこで活躍するのが残土処理業者 です。彼らは、法律や環境基準を遵守しながら、残土を適切に回収・処理・再利用する役割を担っています。


1. 残土とは?その種類と処理の必要性

① 残土の定義

残土とは、建設工事や掘削工事によって発生する不要な土砂 のことを指します。

② 残土の種類

残土は、大きく以下の3種類に分類されます。

  • 良質残土:再利用可能な砂・粘土・礫(れき)など(例:埋め戻し用、造成用)
  • 汚染土:重金属・有害物質を含む土(特定の処理が必要)
  • 産業廃棄物系残土:コンクリート片やアスファルトなどを含む(分別・処理が必要)

残土処理業者は、この分類に基づき、適切な処理方法を選択します。


2. 残土処理の基本的な流れ

残土処理のプロセスは、「発生」「回収」「運搬」「選別・処理」「再利用・最終処分」 の5つのステップで行われます。


① 残土の発生(建設現場・造成工事現場)

最初に、建設現場や造成工事現場で掘削が行われ、大量の土砂が発生します。

発生する主な工事

  • ビルや住宅の基礎工事
  • 道路・橋梁工事
  • トンネル掘削工事
  • 河川改修工事

この時点で、残土の種類(良質残土・汚染土・産業廃棄物系残土)を分類 し、処理方法を決定します。


② 残土の回収(現場での積み込み作業)

残土は、ダンプトラックなどを使用して回収 されます。

回収時の重要ポイント

  • 適切な分類・分別を徹底(汚染土や産業廃棄物が混ざらないようにする)
  • 排出事業者が適切な管理を行う(不法投棄を防ぐため、業者は処理計画を立てる)
  • 必要に応じて土質検査を実施(汚染土の可能性がある場合、環境基準に適合しているか確認)

回収が適切に行われないと、違法投棄や環境汚染のリスク が生じるため、慎重な管理が求められます。


③ 残土の運搬(処理施設・埋立地への輸送)

回収された残土は、処理施設や埋立地へ運搬されます。

運搬のポイント

  • 許可を受けた運搬業者が対応(無許可業者による違法投棄を防ぐ)
  • 運搬ルートの最適化(渋滞を避け、効率的に処理場へ運ぶ)
  • 飛散防止対策を実施(シートで覆う、積載量を適切に調整する)

また、運搬には「マニフェスト制度」が適用され、排出元から処理完了までの流れを記録・管理することが義務付けられています。


④ 残土の選別・処理(適正処理の実施)

処理施設に到着した残土は、再利用できるかどうかを選別 されます。

主な処理方法

  • 篩(ふるい)分け:砂・礫・粘土などを分別し、再利用可能なものを選定
  • 洗浄処理:汚染土を水や化学薬品で洗浄し、有害物質を除去
  • 固化処理:セメントや薬剤を混ぜ、土の強度を向上させて再利用を可能にする
  • 破砕処理:コンクリート片などを粉砕し、リサイクル材として活用

ここで重要なのは、「できるだけ廃棄せずに再利用する」 という考え方です。近年、環境負荷を軽減するために、再生資源としての活用 が推進されています。


⑤ 再利用・最終処分(適正な用途に活用)

処理された残土は、再利用または最終処分されます。

再利用の具体例

  • 建設資材として再利用(道路舗装・埋戻し土・コンクリート骨材など)
  • 農地や造園の土壌改良材として活用
  • 再生土として公共工事に使用

最終処分の方法

  • 埋立処分場へ搬入(処理できない土は適切な埋立地へ)
  • 環境基準を満たした上で埋戻し(土地造成などに利用)

このように、環境負荷を軽減しつつ、資源を有効活用する仕組みが求められています。


3. 残土処理の課題と今後の展望

① 違法投棄の問題

  • 無許可業者による違法投棄が社会問題化している。
  • マニフェスト制度を厳格に運用し、適正管理が求められる。

② 土砂災害対策

  • 埋立地や処分場の安全管理が必要(崩落・浸水リスクの回避)。
  • 近年は「盛土規制法」により、安全性が厳しくチェックされるようになった。

③ SDGsへの対応(持続可能な残土処理)

  • リサイクル率の向上(建設資材・農業用土としての活用推進)。
  • 環境配慮型の処理技術の開発(土壌改良材や吸水材への再利用)。

4. まとめ:適切な残土処理が持続可能な社会のカギ!

残土は「良質残土・汚染土・産業廃棄物系残土」に分類し、適正処理を行う。
回収→運搬→選別・処理→再利用or最終処分という流れで進める。
リサイクルの推進と違法投棄防止が重要な課題となっている。

残土処理業者の役割は、環境保全と資源の有効活用に直結する 重要な仕事です。適切な処理フローを守り、持続可能な社会を実現するために、今後も技術の進化と法規制の強化が求められます。